平和への想いを花の髪飾りに込めて CHACO

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平和への想いを花の髪飾りに込めて CHACO

フェスでよく目にする花の髪飾り。ピースでハッピー、そしてかわいらしいそのスタイルを、2006年から提案しているのが <CHACO>。花は平和を象徴する。

文・宙野さかな/写真・伊藤 郁

フェススタイルというものが、確かに存在している。日常のコーディネートに、楽しみをプラスする。女性では花の髪飾りが代表的なアイテムだ。

オリジナルの花の髪飾りを製作し、数々のフェスに出店することによって、フェスアイテムとして定着させたのが <CHACO>。

エスニックブランドでアクセサリー作りの企画をしていたわこさんが、自分で作りたいものとは何だろうと考え、行き着いたのが「花」だった。

「ベトナム戦争のときに、女の子が銃剣の先にお花を詰めている写真から着想を得て。平和の象徴はお花ですし、お花をモチーフにしたブランドにしたいなって思ってはじめたんです。女の子はお花が大好きですしね」とデザイナーのわこさん。



ブランドとしてスタートしたのが2006年。当時、湘南を中心に活動をはじめたばかりのユニットYoLeYoLeの出店を手伝う形で、イベントやフェスに参加するようになった。湘南は <CHACO> のふたりの地元でもある。

「YoLeYoLeの3人と一緒に旅をして。最初は祭り系のフェスに出ていたんですよね。福島の獏原人村の〈満月祭〉とか京都の〈山水土〉とか」とパートナーのえいこうさん。

徐々に〈フジロック〉や〈グリーンルーム〉などのビッグフェスにも出店するようになっていったものの、フェスには遊びの延長で参加していたという。それが変化したのは、タワーレコードとのコラボが決まったことがきっかけだった。2010年のことだ。

「商売として、これで食べていこうと思っていなかったんです。作ったものを多くの人に見てもらいたい。女の子にかわいくなってもらいたい。そんな気持ちでした」とわこさん。

「フェスって、この10年で大きく、そして定着したと思うんです。 <CHACO> もタワーレコードとの夏フェスグッズをコラボすることによって、より多くの人が注目してくれるようになりました」

今年は <CHACO> と <コールマン> とのコラボテントが誕生した。春の〈アラバキ〉、夏の〈フジロック〉〈ライジング〉など、日本を代表する野外フェスにのきなみ出店し、髪飾りによってピース&ラブの輪を広げている。

「去年は台湾のフェス、今年はハワイで開催された〈グリーンルーム〉にも出店したんです。小さなブランドなんですけど、海外フェスに出ていってみたいですね」とえいこうさん。

湘南からはじまった花の髪飾りが、世界のフェスで平和を繋ぐ日が近いかもしれない。


CHACO

<フジロック>や<グリーンルーム>などへのフェス出店を軸に、お花の髪飾りを製作・販売しているブランド<CHACO>。CHACOBANDはヒッピー風に巻いたり、髪の結び目に巻いたり、帽子に巻いたり、バッグに巻いたりとアイデア次第で多様に使える万能アクセサリー。<タワーレコード>のコラボモデルも展開している。


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