eiji(Dachambo)インタビュー/音楽の可能性を広げる多様なポジション

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eiji(Dachambo)インタビュー/音楽の可能性を広げる多様なポジション

ベーシストとして、Dachamboのグルーブを構築してきたeiji。東日本大震災以降、京都に移住。そしてシンガー・ソングライターとしてソロアルバムを発表。今年3枚目のアルバム『Song of The Living Dead』をリリースした。ミュージシャンとして活動するいっぽう、富山で開催された夏フェス<ホットフィールド>では制作を務めるなど、音楽(ライブ)をベースにしながらも、多様なフィールドで活躍している。そんなeijiに、ソロアルバムについて、<ホットフィールド>について、Dachamboについて聞いた。

写真・アリモトシンヤ/宇宙大使☆スター



–––– Dachamboのベースプレイヤーとして、グルーブのあるリズムを刻んでいたEIJIさん。ソロアルバムをリリースしたきっかけを教えてください。

 2012年のはじめに、佐藤タイジ(シアターブルック)さんと呑んでいて『作詞作曲出来るなら自分で歌った方がいいよ』と勧められて。誰かに歌ってもらおうと思って書いていたのですが、その場にマネージャーさんも居てすぐにSOLO LIVEが決まりました。3.11以降、急に歌詞が書けるようになりました。伝えたいことが出来たんだと思います。それでLIVEをブッキングするには音源が必要だと思って1週間ぐらいで1stALBUMを作りました。まだ人前で歌ったことがなかったので、椎名純平くんに『これ出しても大丈夫かな?』って聞いてもらって『フラットしてるけどww大丈夫だよってww』言われて思いきって発表しました。

 –––– ソロアルバムはコンスタントに発表し続け、今年夏に3枚目のアルバムがリリースされました。歌ってみて発見したものとは?

 自分で思っている自分像と曲や詩になって現れてくる客観的な自分とのギャップがおかしいですね。狙って曲は書かないので身近に起きたことや自分の心に起きたことが小さな芽になって、それが成長して曲になります。だから『あ〜自分はこんな事を感じていたんだな』と改めて思います。それと、アルバムのセルフプロデュースを3枚やると編曲やレコーディンやミュージシャンやスタジオの選択、スケジューリングなど音楽制作に必要な経験が飛躍的に積めました。実際10年BANDやってレコーディングしてきて、今まで本当に知らないことが多かったんだなと思いました。


–––– 歌はいつ頃から作っていたのですか。

39歳まで歌ったことなんかありませんでした。20代の頃はゲームの音楽の仕事で何十タイトルも作りましたが、『歌』は作ったことがなかったです。歌って言ってもDachamboで『ピカデリア』って叫ぶぐらいでしたから。3.11の後、急に歌詞が書けるようになって、作るようになったのは1st ALBUMを世に出てからです。はじめが佐藤タイジさんの前座、2回目が加藤登紀子さんの後に歌う。今思えば、もうメチャクチャな始まり方でした。

 ––––  Dachamboとソロのもっとも大きな違いとは?

活動の場所ですね。Dachamboだとどうしてもドラムを2台並べて、大きな音を出しますが、ソロだとBarやcaféなどの小さい箱が多いです。BANDで行けなかった遠く町の小さな店に行けるようになりました。お客さんとの距離も近いので会話を楽しんだりして、友達も増えました。『みんなに楽しんでもらいたい』って気持ちは一緒です。後は、時間がゆっくり使えることかな。


 ––––  富山で8月に開催されたフェス<ホットフィールド>では制作を担当しています。制作に関わる際に自分に課していることとは?

 月並みだけど『事故や怪我のないように』。それと来た人に喜んでみらいたいなって思います。自分は、出演者サイドも、ステージスタッフサイドも、制作サイドも、運営サイドもやって気持ちがわかるので、なるべく全パートのリクエストには答えようと思っています。『良いFESTIVALを作りたい』って気持ちは同じでだけど立場で言うことが違う、予算の配分とかも気を使う。そういう意味で関わったすべての人に『また来年行きたい、仕事したい』が目標です。

 ––––  今年の<ホットフィールド>を振り返って、今どんなことが脳裏に浮かびますか。

 良い雰囲気だなって、雰囲気が出来てきたなって。いろいろなFESに行くけど、雰囲気って出演者、スタッフ、来場者全員で作るものだからそれが良い空気を生んだなと思います。初日の土曜日の雨からはじまってトラブルも多かったけど、奇麗な夕日が沈んでゆく頃にはお客さんもリラックスしていて笑顔が多くて、そんなのを眺めていると関わって良かったな、またやりたいなと素直に思えます。来てくれる人も年々増えてきて、地元ボランティア有志が集まって主催しているイベントとしては、富山県内だけではなく北陸3県を見渡しても成功例だと言えると思います。


 ––––  今年6月に5年ぶりにDachamboのアルバムがリリースされました。EIJIさんから見て、Dachamboとはどういうバンド?

 もう凄い人達の集まりですね。音楽的にもキャラクター的にも制御不能ですね。だからやっぱり当たり前じゃない発想や音が出てきます。NEW ALBUM『PURiFY』はDachambo史上最高のアルバムなので聞いてほしいです。

 ––––  秋のDachamboの予定を教えてください。

 まだまだ発表されてないFESTIVALやpartyもあります。スケジュールはDachambo Offical Websiteを確認してください。


 
Dachambo

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