原宿で4日限りの縄文Tシャツ展 6月23(木)〜26(日)は、JOMO-T2016“縄文×T-Shirts”展 へ行こう!

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原宿で4日限りの縄文Tシャツ展 6月23(木)〜26(日)は、JOMO-T2016“縄文×T-Shirts”展 へ行こう!


文;草刈朋子(縄文ライター/NPO法人Jomonism)

縄文、じょうもん、JOMON……。6月に入ってからというもの、頭のなかは縄文のJでいっぱい。原宿のキャットストリートに面したBANK GALLERYで、私の縄文の活動母体であるNPO法人Jomonismが縄文Tシャツ(これをJOMO-Tという)展を開催することになったのです。

2010年に原宿ラフォーレミュージアムでJOMO-T展を開催してから早6年。偶然にも再び原宿の地で“縄文”の狼煙をあげられるとわっ(これって諏訪の御柱祭と同じ周期だ!)。しかも、BANK GALLERYは安藤忠雄建築のモダンで広大なギャラリー。「こんなオシャレな場所で“縄文”ができるのか」と感慨深く思ったのもつかの間、会期まで3週間を切る怒濤の制作が始まりました。

6年前のJOMO-T展の資料を引っ張り出し、薄れかかった遠い記憶の彼方から、だいぶご無沙汰のアーティストの皆様に「いや、ほんとご無沙汰で…」とJOMO-T再展示の許可を取り、今回新たな試みとして本物の土器の展示にこぎつけ、土器を貸出していただく自治体のご担当の方と打合せをしたら、縄文に対する熱い想いを打ち明けられ、「その思い、受け取りました!」と広がる縄文の輪。Jomonism のデザイン担当でWe+の林くんが 「今回はJを燃やしたいっす!」 というのでメインビジュアル撮影に同行し、Tシャツを巻き付けたJの文字が炎に包まれて行くのを見たときは、「JAPANの“J”って縄文のJなんじゃ……」と本気で思いかけたものでした。でも、あながちそれは違うとも言い切れません。だって、縄文は最終氷河期以降の日本列島に最初に定住した祖先(ルーツ)の歴史であるわけですから。

JOMO-T2016"縄文×T-Shirts"メインビジュアル

Creative Director : Toshiya Hayashi (we+)/Art Director & Designer : Hokuto Ando (we+)
Designer : Yohei Aoki (we+) /Photographer : Yoshiaki Hirokawa 


縄文は、本格的な水田稲作が始まる前までの1万年以上に渡り、狩猟(漁労)採集をしながら、今につながるさまざまな道具や習慣、価値観を生み出した時代です。弥生時代に比べて原始的とか野蛮だとか思う人も少なからずいらっしゃいますが、縄文土器に見られる緻密で精度の高い文様の技術や、現在の工芸品と比べてもひけをとらない編かごの技、そして石や土器をピカピカに磨き上げる研磨の技術ひとつを見ても、「同じものを手で作ってごらん」と言われたら、現代人が太刀打ちできないような高度な手仕事の技を彼らは持っていたのです。

そして、何よりも驚くべきことは、狩猟採集をベースにした社会が一万年以上続いたという事実です。今から5000年前の縄文時代中期には、すでにエジプトやメソポタミアで戦争を伴う王朝が誕生しているのに関わらず、縄文時代の遺跡からは大量殺戮の跡は見つかってい ないのです。湿潤で地形の起伏に富んだ日本列島では資源を取りすぎて自然を枯らしてしまうことはなく、大規模な川の灌漑を行う必要もありませんでした。自然のセオリーに沿えば暮らしていける。そんな縄文人の実感が、日本文化の大きな特徴である自然との共生観を生んだように思います。ロハス(持続可能な)という言葉が生まれるはるか1万年以上前から、 縄文はロハスだったのです。  Feel The Roots 中村則夫(グラフィックデザイナー)×Doppel(ライブペインティングユニット)

芸術の追求、自然との共生、支配からの自由……Jの価値観はさまざまです。そしてそんなJの魅力に共感するアーティストたちがTシャツをキャンバスにそれぞれの「縄文」を表現したのがJOMO-Tです。俳優、グラフィックデザイナー、イラストレーター、映像作家などなど、ものづくりや表現に関わる人たちがTシャツをキャンバスに表現したJOMO-Tを是非見に来てください。会場には新潟津南町から、芸術家の岡本太郎も「なんだこれは!」と驚いた“火焔型土器”もやってきます。本物の縄文土器のパワーを間近で見て、そのヤバさを知ってもらいたい。4日限りの縄文Tシャツ展は6月23日から始まります!

リスペクト、縄文!

津南町教育委員会所蔵


JOMO-T2016“縄文×T-Shirts”展
日時:2016年6月23日(木)〜26日(日)
    11:00〜20:00(最終日〜17:00)
入場料:無料

展示しているJOMO-Tは受注後発送という形ですべて購入が可能です。 

場所:BANK GALLERY
   東京都渋谷区神宮前6-14-5
   http://bank-gallery.com/
主催:NPO法人 Jomonism
協賛:奥会津金山天然炭酸の水
協力:津南町教育委員会、西会津町、西会津町教育委員会 

同時開催

[リアル縄文土器展]
新潟県津南町が誇る文様芸術の極致、芸術家の岡本太郎も「なんだこれは!」と驚いた伝説の「火焔型土器」を特別公開。さらに福島県西会津町から"さわれる"土器片もエントリー。本物の縄文土器のパワーを間近で見てさわれるチャンス到来なのです! 

さらに同時開催

[ARTs of JOMON展]
縄文の価値観に共感する現代アーティストが手がけた縄文アート作品展を同時開催。縄文人もびっくりの現代縄文アートの息吹を感じてみよう。

JOMO-T2016"縄文×T-Shirts"開催記念イベント
[縄文ライブペイント]
6月23日(木)13:00〜
坂巻善徳 a.k.a. sense×渋谷忠臣 1Fエントランススペース      

[レセプションパーティ]
6月23日(木)18:00〜20:00
DJ:Juzu a.k.a. Moochy, DJ Takulow (Mujina)
drink出店:薬酒BAR(一般社団法人 薬酒薬膳酒協会)

[ギャラリートーク]
6月24日(金)18:00〜 
「DokiDoki火焔型土器レビュー」
佐藤雅一(津南町教育委員会)3F縄文土器展会場


■JOMO-T参加アーティスト(50音順)
浅野忠信(俳優)
井浦新(俳優/ELNEST CREATIVE ACTIVITEブランドディレクター)
伊藤桂司(グラフィックデザイナー)
猪風来(縄文アーティスト)×KAZ(アーティスト)
IMAONE(グラフィックデザイナー・イラストレーター)
VIX(グラフィックアーティスト)
EYE(ボアダムス/ミュージシャン)
大塚いちお(イラストレーター)
OKI(OKI DUB AINU BAND/ミュージシャン)
Kazepro(クリエイティブエージェンシー)
片桐仁(俳優)
金理有(陶芸家)
小林武人(3DCGデザイナー)
小林千幌(どぐぽた編集長/といとい工房)
坂巻善徳 a.k.a. sense(美術家)
塩川いづみ(イラストレーター)
渋谷忠臣(アーティスト・イラストレーター)
Jun Inoue(アーティスト)
白根ゆたんぽ(イラストレーター)
ソエジマヤスフミ(映像作家)+原健一郎(イラストレーター)
高橋昂也(映像作家)
多田玲子(イラストレーター)
土屋亮真(デザイナー)
常田朝子(イラストレーター)
トヨカワチエ(空間実験室)
中村則夫(グラフィックデザイナー)×Doppel(ライブペインティングユニット)
ババアツシ(画道家)
林 登志也・安藤北斗/we+(デザインスタジオ)
PUNK DRUNKERS(デザイン集団)
Hogalee/mashcomix(アーティスト)
majio(絵描き)
松の木タクヤ(アーティスト)
箕輪麻紀子(イラストレーター)
宮澤ナツ(絵本作家・イラストレーター)
メチクロ(造形作家)
望月昭秀(縄文ZINE編集長/グラフィックデザイナー)
柳生真吾(園芸家)×田嶋吉信(L’illustre Galerie LE MONDE Director)
山口要/エンライトメント(アーティスト)
Lee Forest(イラストレーター)

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