FUJIROCK 2015終了! ゴミは捨てずにテントは持ち帰ろう! 来年はもっとクリーンな、世界に誇れるフェスにしよう!

フェス(祭り)

FUJIROCK 2015終了! ゴミは捨てずにテントは持ち帰ろう! 来年はもっとクリーンな、世界に誇れるフェスにしよう!

文・菊地崇/写真・伊藤郁、依田恭司郎

19回目の<フジロック>終了。はじまる前は、オレンジコートがなくなったことが、個人的には大きな痛手になると考えていたのだけど、過ぎ去ってみると、なくなったことがそれほど大きなウェイトにはなっていないことに気づかされています。24日3万2千人、25日3万9千人、26日3万4千人。前夜祭の1万人と合わせて、11万5千人もの人が苗場に集い、<フジロック>という場所と時間を共有し、楽しんだのでしょう。


前夜祭は強い雨が降ったものの、金曜の開演から月曜朝の終演まで雨が降らなかったフジロック2015。日中の暑さにやられてしまったことを除けば、例年以上に過ごしやすい<フジロック>だったように思います。


印象に残ったことは、子ども連れのファミリーが増えたことと、外国人、特に台湾の人が増えていたこと。台湾からはツアーで2千人もの人が<フジロック>にやってきたという噂話も聞こえてきました。その人数は、まんざら嘘でもないように感じます。


フェスはその国や地域の文化を表現しなければならない、そして未来を提示しなければならない。そう思っています。日本人ミュージシャンも欧米のミュージシャンも、アジアやアフリカなどの第三世界のミュージシャンも、ベテランも若手も、同じ視線で見ることができる。これって素晴らしいことで、日本では<フジロック>でしか味わえないことです。ライブだけではなく、さまざまなコンテンツが用意されているのも<フジロック>の魅力で、大道芸やトークにも人の輪ができます。


野外フェスは、アーティストやスタッフだけで作り上げているものではありません。参加するファン、そして自然も構成メンバーです。人と自然が一体となる祝祭、それが野外フェスなんだと思います。


月曜の朝、テントサイトでは置き去りにされたテントやグッズが少なくありませんでした。自然も仲間の野外フェスなのだから、友人やバンドをリスペクトするのと同じように、自然も敬いませんか。あの苗場の自然があるからこそ、<フジロック>は独自の世界を放射しているのです。<フジロック>は世界一クリーンなフェスを標榜しています。確かに、海外のビッグフェスでは、<フジロック>よりクリーンなフェスはないと断言していい。けれど現実は、まだ使えるのに捨てられるものがある。本当の意味での「世界一クリーンなフェス」を作り上げるのは、参加する我々の役目です。


来年は<フジロック>20周年。今年も進化していたから、さらに進化を遂げるはず。音楽の「今」を体感させてくれるに違いありません。私たちも、日本を代表する<フジロック>という文化の同乗者なのです。海外から来るフェスファンに「<フジロック>は本当に世界最高のフェス」と感じてもらえるような場所にしましょう。もっとみんなの笑顔が満開になる場所にしましょう。もっともっと世界に誇れるフェスにしていきましょう。私たちが大好きな<フジロック>を、みんなのチカラで世界一のフェスにしましょう。


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