アクトローカル・シンクグローバルをフェスで体現 蔵王龍岩祭 2014.08.22-24@蔵王温泉スキー場

フェス(祭り)

アクトローカル・シンクグローバルをフェスで体現 蔵王龍岩祭 2014.08.22-24@蔵王温泉スキー場

文・菊地崇/写真・宇宙大使☆スター

ヤマトタケルが東征したときに発見したという伝説を持つ名湯、蔵王。人気のピークだった1990年頃には260万人ものの人が蔵王に訪れたという。現在は、残念ながらその半分程度に留まっている。夏の蔵王を盛り上げようと、地元の有志によって立ち上がったフェスが<蔵王龍岩祭>だ。2014年で9回目の開催を迎えた。


オーガナイザーチームが頑にこだわっているのが「フリー」であること。誰でも楽しめるのが「祭り」だ。例えば花火大会や盆踊りなど、地域に根ざした伝統的な夏祭りの多くが無料だ。老若男女が楽しめる場だ。<蔵王龍岩祭>も、そんな祭りを目指しているのだろう。蔵王の町を訪れると、そのことが強く感じられる。


会期は金曜の夕方から日曜まで。2014年はTURTLE ISALAND、NAMBA69、WRENCH、青谷明日香、白崎映美&とうほぐまづりオールスターズ、ズクナシなどの80近くのミュージシャン、DJ、VJが集った。みんなが蔵王を、東北を盛り上げたいという熱い想いを感受しての出演だったに違いない。ライブで特徴的なのは「飛び入り枠」があること。当日朝に先着順で受け付け、バンドやミュージシャンにフェスの場を提供する。若いバンドだけではなく、誰でも受け入れる。ここから巣立っていくバンドも、いつか現れるはずだ。ここで演奏することが、夏のイベントとなるバンドもあるだろう。地域を巻き込みながらすそ野を広げていく。その意志がここにも現れている。


蔵王という自然の懐に抱かれての祭り。環境保護に対しての視野も忘れていない。電源はすべてソーラーエネルギーでまかなわれている。

地元への愛情と地球への感謝が貫かれたDIYのフリーフェス。それが<蔵王龍岩祭>に他ならない。フェス開催中、会場から歩いていける温泉街の宿は一泊3,000円程度で用意されている。音楽と温泉と、山形の食が存分に楽しめるフェス。もっともっと多くの人に。泊りで参加して欲しいフェスだ。


Lj36

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