自然もライブもファンも、そこにあるすべてがフェスを構成する NEW ACOUSTIC CAMP 2015.09.12-13@水上高原リゾート200

フェス(祭り)

自然もライブもファンも、そこにあるすべてがフェスを構成する NEW ACOUSTIC CAMP 2015.09.12-13@水上高原リゾート200

文・写真=菊地崇

2010年に山梨県道志村のキャンプ場で立ち上がった<New Acoustic Camp>。3年目の2012年に、群馬県水上町のゴルフ場に会場を移した。そして今年、水上では4回目の<NAC>が開催された。


キャンプスタイルでファミリーを受け入れるというスタンスが、当初からこのフェスの根幹にあった。オーガナイザーでもあるOAUのTOSHI-LOWは、垣根のなさを常に口にする。つまり、できる限りファンとミュージシャンを分け隔てるものを払拭し、ステージもバックヤードもキャンプサイトも、すべてが<NAC>というひとつの空間であるという意識を持つこと。それができる場所が、<NAC>というキャンプインフェスなのだろう。TOSHI-LOWのそんな思いが伝わり、多くの人がここを居心地のいい場所だと感じている。今年は2日間で2万人近くのファンが詰めかけていたけれど、居心地のよさをみんなで共有しているからこそ、ストレスを感じることはほとんどない。


今年はOAUをフェスのオープナーに、初日はGOMA & THE JRS、EGO-WRAPPIN’、真心ブラザーズ、チャットモンチー、内田勘太郎さんなどが出演。恒例となったフォークダンスも行なわれたし、OAUのメンバーによるシークレットライブは未明まで続いた。二日目にはレキシ、ハナレグミ、加山雄三さんのTHE KING ALL STARSなどがステージに立った。Nimbusという古いトラックを改装したような4つのめのステージも、メインステージから遠いキャンプサイトに設置された。コロンビアビレッジでは藤巻亮太の旅写真が掲載され、トークイベントも開催された。


フェスだと、どうしてもライブを追いかけたくなってしまう。このバンドも、あのバンドも見たいと思ってしまう。けれど<NAC>は、音楽もワークショップも、そして自然も、追いかけるのではなく自分の側にいてくれるという感覚に包まれる。来年も必ずここに。そう思わせてくれるフェスだ。







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