自然や音楽との一体感 Let's Get Outside Fes 2015.10.04@昭和記念公園みんなの原っぱ

フェス(祭り)

自然や音楽との一体感 Let's Get Outside Fes 2015.10.04@昭和記念公園みんなの原っぱ

文=菊地崇/写真=伊藤郁

「気軽に野外に出てもらうために都市と自然の橋渡しをする」。そんな想いを持ってスタートした「Let’s Get Outside Festival」。通称メレルフェスは、今年5回目の開催を数えた。会場は東京・立川の昭和記念公園のみんなの原っぱ。2014年と同じ場所だ。


ライブ、数々の出店やワークショップ、フェス飯と呼ばれるケータリング…。野外フェスにラインナップされているそれらのコンテンツはもちろん、毎年プラスαがあるのがメレルフェスの特徴だ。2015年は「ドッジボール」。誰もが小さな頃に親しんだあのスポーツだ。大人も子どもも一緒のチームになって競いあっていく。1チームの10名は、申し込み時にアットランダムに構成される。初対面の人たちがひとつのチームとなって、ゲームに参加していく。楽しみながら身体を動かし、チームとしての目標に向かっていく。そこに一体感が生まれていく。この一体感は、もしかしたらアウトドアの底流に流れているものに近いかもしれない。自然と一体になり、仲間とひとつになる感覚。


ライブで出演したのが、今年のフジロックに初出演した結成1年余りのnever young beach、フジロックでベストアクトの評判が高いチャラン・ポ・ランタン、結成25周年を超え、今もなお高い人気を誇っている真心ブラザーズの3バンド。それぞれが、それぞれのライブで、会場にいる人の心をつかんでいった。


10月の昭和記念公園は、コスモスが見頃の時季を迎えている。コスモスを見に来た人も、ライブを楽しみ、出店を覗いて歩く。そして気になったワークショップに参加する。フェスを目的に来た人だけではなく、誰でもが気軽に参加できるフェス。フェスは楽しくて裾野が広いものだということを、実際にフェスの会場で表現しているのがメレルフェスに他ならない。


10時にスタートして17時には終了してしまうフェス。他のフェスに比べれば確かに時間は短い。あっという間に過ぎていってしまっている。けれどその短い時間のなかに、野外へ向かう扉が数多く用意されている。「Let’s Get Outsaid Festival」を通して、野外へ、そしてフェスへ関心を持つ人は着実に増えている。


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