縄文から未来へ続くマツリ。ONENESS MEETINGインタビュー

フェス(祭り)

縄文から未来へ続くマツリ。ONENESS MEETINGインタビュー

から学び、縄文のカルチャーを現代で再提案する。そんなパーティー<ONENESS MEETING>。野外フェスからスタートしたこのマツリが、4回目の開催を迎える。なぜ縄文なのか。音楽やアートによって、縄文のスピリットをどう蘇らせてくれるのか。

文=菊地 崇


––– 野外フェスも含め、<ONENESS MEETING>は今年で4回目の開催となります。まずこのパーティーのコンセプトを教えてください。

バックトゥザルーツということになるでしょうか。音楽のルーツ、ダンスのルーツ、描くことのルーツ、自分のルーツ、いろんなルーツを感じて新しい発見をしてほしいという願いを込めています。フェスやパーティーは現代人にとってある種のマツリです。とくに東京は出身も生き方も多種多様な人たちが行き交う都市ですから、さまざまなムーブメントを持った人たちが1年おつかれさまでしたと集まる忘年会のような気持ちでやっています。



––– 今年はサブタイトルに「縄文から未来へ」と付けられていますが、この言葉に込められているものとは?

グローバル化が進む今の時代は、逆にひとりひとりのアイデンティティが問われている時代でもあります。さまざまな価値観が変わる今、「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」ということをふと思ってしまう人も多いのではないでしょうか。縄文時代は日本列島に人が定住しはじめた時代です。そこで1万年以上かけて狩猟採集をしながら自然と共生してきた感性は、好むと好まざるとに関わらず日本人のものの考え方や感じ方のベースにもなっている。そのうえで農耕社会や経済社会へと移行してきた歴史があるわけです。そのようなルーツをちょっと意識するだけで、未来をサバイブしていくときの原動力になるのではという思いを込めています。



––– 縄文に魅せられる理由は?

縄文というと、原始時代と思われる方も多いかもしれませんが、実はとてもアートを謳歌した時代です。実用性を無視してまで芸術性あふれる土器や土偶が大量に作られていて、アートへの衝動がハンパないということにとてもシンパシーを感じます。またマツリ文化が発達した時代でもあるので、そこには音楽や踊りももちろんあったのだと思います。縄文時代の後半になると大陸では文明が興り、戦争が始まりますが縄文時代には大きな争いの跡というのは見つかっていません。戦争が起こらなかった理由としては、豊かな自然に恵まれていて食料が豊富にあったことや人口がそれほど多くなかったことがあげられますが、やはりアートとマツリというものが戦争を避ける抑止力になっていたのではと思うのです。戦争にまつわるニュースが絶えない今だからこそ、より縄文の価値観には注目してしまいますね。



––– アイヌの儀式、カムイノミが開催されます。これは毎回行われているものなのですか?

今回初の試みとなります。OKI DUB AINU BANDのOKIさんと居壁太さんにお願いすることができました。カムイノミは火のカムイにお願い事をして、火のカムイから他のカムイたちに伝えてもらうというアイヌの祈りの儀式で、イベントの成功を祈るために行います。カムイノミはオープンから2時間のNATIVE TIMEという無料枠で行い、どなたでも参加することができます。



––– 私たちの未来、日本の未来を共有することが、ONENESSのひとつの柱のように思います。そのために私たちひとりひとりがやらなければならないこととはなんだと思いますか。

自分で感じること、考えること、それらを分かち合うことだと思います。

––– このONENESSで、参加者には何を受け取ってもらいたいですか。

アイヌや奄美、沖縄、日本、アフリカ、アラブなどの伝統音楽の洗練されたかっこよさや東京のアンダーグラウンドシーンを牽引するアーティスト、DJ陣の作り出す刺激的なダンスミュージック、ストリートカルチャーのエネルギー。そのようなさまざまな音楽やアートのクロスポイントとしてのONENESS MEETINGです。いろんな表現に流れているスピリットを感じてほしいですね。



––– 今年の見どころ、楽しみどころを教えてください。

OKI DUB AINU BANDを筆頭に、現代的でありながら土着感を感じるコンテンツが満載です。奄美出身のAMAMJAUBBやアフリカとアラブ音楽のミックスとなるJ.A.K.A.M. & The SPECIAL FORCES、縄文トランスバンドRaBiRaBiのライブのほか、三味線や尺八などの日本の伝統楽器と現代音楽のコラボも注目。DJがグルーヴ感あふれるプレイをする傍らでは、世界最小となるスケートパークでスケーターがパフォーマンスを行うといったように、意外性のある組み合わせも刺激的。毎年恒例の黒曜石から石器を作って鮭解体ショーは今年はオープニングに行いますのでお見逃し無く。また、今回、マツリを盛り上げるために仮装のドレスコードを設けます。「縄文」「古代」というテーマにこだわりの衣装で来た方には、当日券で1,000円オフ(前売り券の方ならドリックチケット1枚プレゼント)となります。2015年最後の日曜日をお楽しみください!




ONENESS MEETING
http://onenesscamp.org

開催日:12月27日(日)18:00~
会場:UNIT&SALOON(東京・代官山)
出演:LIVE/OKI DUB AINU BAND、RaBiRaBi、J.A.K.A.M. & The SPECIAL FORCES、くふき、AMAMJAUBB、東京月桃三味線、櫻井響×及川景子 with Tanishq    
DJ/KURANAKA a.k.a.1945、DJ TASAKA、DJ YOGURT、TOSHIO“BING”KAJIWARA、Shhhhh、MAMAZU、DJ HIKARU、JUZU aka MOOCHY、MACKA-CHIN、HOBO BRAZIL、YO.AN、大石始、DO SHOCK BOOZE
Live Paint/USUGROW、野坂稔和、坂巻善徳 a.k.a.sense 

このコラムへの感想・コメントを書く

Pagetop ↑