【the Earth Camp・インタビュー】岐阜県郡上で開催されるキャンプ可能なワンデイフェス

フェス(祭り)

【the Earth Camp・インタビュー】岐阜県郡上で開催されるキャンプ可能なワンデイフェス

「水のまち」と呼ばれる岐阜県の郡上八幡。徹夜で踊る郡上踊りや白山信仰の地としても知られるこの町で、2010年にスタートしたのがthe Earth Camp。今年は、郡上白鳥に新しくできたキャンプ場で開催される。開催日は新月。ワンデイのフェスではあるけれど、そのままキャンプすることも可能だ。どんなマジカルタイムが訪れるのだろう。オーガナイザーの清水口直人さんにインタビュー。

文=菊地崇


––––  今年の会場であるoutdoor style AMIDA は、どんな場所なのですか。

郡上市北部に位置する白鳥町の中でも「秘境」と呼ばれる石徹白地区の入り口に、日本の滝100選にも選ばれている阿弥陀ヶ滝という滝があります。今回の会場となるoutdoor style AMIDAは、阿弥陀ヶ滝のすぐ側に今年8月にオープンしたばかりのキャンプ場です。キャンプ場の規模としてはそれほど大きくはないですが、四方を完全に山々に囲まれており、周りには自然しかありません。下界での日常からエスケープして、デトックスするのには最適な環境と考え、今回の会場として選ばせていただきましたアースキャンプを立ち上げたのはいつで、どんなきっかけがあったのですか。

––––  アースキャンプを立ち上げたのはいつで、どんなきっかけがあったのですか。

 第1回目の開催は2010年の10月なのですが、初回はがっつりフェスというよりは身内や仲間内での、野外での大掛かりなホームパーティー、という様なノリだったと思います。毎年恒例のお祭り騒ぎとしていこうと考えて、第2回目の開催に向けて動きだした矢先に、2011年の震災が起こってしまいました。あの時を境に、今目の前にある普遍的な日常、常識は実は当たり前のものではなく、本当にかけがえのないものなんだということを再認識し、今後どうやってこの世を生きていこうかとメンバーで話し合った結果、より多くの人達を巻き込んで、この地域全体で楽しんで生きていける様な発信をしていこうと考え、現在に至っています。


––––  2016年のコンセプトを教えてください。

今年の私達自身のテーマとして、初心に立ち返るということがあります。メンバー全員が自然が大好き、そしてやっぱり音楽が大好きなんです。今までのアースキャンプは音楽フェスという面ももちろん大きかったのですが、それ以外のワークショップやアクティビティにも力を入れてきたつもりです。今年はワンデイフェスということもあり、例年よりそのバランスを少しだけ音楽に重きを置いています。2010年にアースキャンプを始めた時の想いをそのまま、仲間達や大切な人と、自然の他には何もない阿弥陀の空間で、極上の音楽に身を委ねてゆっくりとした時間を過ごす、ということがコンセプトのひとつです。

––––   今年は新月に合わせての開催になりました。参加する方に、ここでどんな時間を過ごしてほしいですか。

新月の静かな夜に、ゆっくりとした時間を過ごしてもらいたいという想いと同時に、新月と阿弥陀ヶ滝の不思議な力が相乗効果を起こして生み出すスーパーハッピーなパーティーになることを期待しますし、その特別な夜を思い切り楽しんでもらいたいですね。

「音楽、唄、踊り」というのは、元々「祈り」ということに凄く密接な関係があると思います。新月に願いごとをすると叶う、なんて言いますが、この郡上の秘境、パワースポット阿弥陀ヶ滝でお祈りしたら、凄い効果がありそうじゃないですか?(笑)

2011年から掲げている「未来のために本気で遊ぶ」というスローガンそのままに思いっきり踊って、祈って、より良い未来を手繰り寄せられるように、日々の活力を養ってもらえる様な週末にしたいですね。


––––    出演アーティストに、白鳥踊り保存会や郡上宝暦義民太鼓など地元に根差したものがあります。これらを加えた理由は?

アースキャンプは元々郡上市美並町で開催していたのですが、昨年は八幡町、今年は白鳥町という様に開催場所が移動しています。今後どうなるかはわかりませんが、キャラバン形式で郡上市内をグルグル回って、それぞれの地域の特色を活かしながらフェスを作っていくのも面白いかもしれないという考えがあり、今年はこの白鳥という町、石徹白地区、阿弥陀ヶ滝の文化を肌で感じてもらえたら、という想いがあります。

日本3大盆踊りの郡上踊りは有名ですが、実は郡上踊りのルーツとも言えるのが白鳥踊りです。その白鳥踊りの、お盆の徹夜踊りには欠かせないのが郡上宝暦義民太鼓です。郡上藩宝暦騒動(郡上一揆)の物語を表現する太鼓の響きを是非体感していただきたいと思います。さらに、白山信仰の入り口である阿弥陀ヶ滝〜石徹白地区は白鳥踊り発祥の地と言われており、この場所で義民太鼓と白鳥踊りを体感出来るのは非常に貴重な機会なので、私達自身も物凄く楽しみにしています。

––––   ワンデイのフェスであるにもかかわらず、その日はキャンプも可能です。それはこの地域をもっと楽しんでもらいたいという想いからなのですか。

そういう想いはもちろんあります。たくさんのコンテンツを用意してお客さんをお迎えさせてもらいますが、私達がフェスの中で用意する様々なコンテンツも、この「自然以外は何もない」阿弥陀ヶ滝の空間の持つ美しさ、素晴らしさには結局どうしたってかないません。あえて聞こえの悪い言い方をするなら、フェスのプログラムに縛られることで、その場所の本当の良さを目にすることなく過ぎてしまうこともあると思います。翌日をノープログラムのフリーにすることで、参加者各々が自由に散策したりして、それぞれの楽しみ方や発見をしてもらえたらと思います。

また、やっぱりアースキャンプなので、キャンプは切り離せません。大自然の中でのキャンプという非日常の中での気付きというのは、日常に戻ってからも大切にすべき感覚を持ち帰られると思います。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、地球環境のありがたさとか、自然あっての人間であるとか。それが「GO NATURE GET FUTURE」という言葉に込めた、「未来のために本気で遊ぶ」という私達の1番の想いでもあります。


the Earth Camp 新月の宴

開催日:10月1日(土)

会場:outdoor style AMIDA(郡上白鳥)

出演:ALKDOa-fank syndicateかっちゃんボーイ with +PELICAN+ かむあそうトライブス郡上宝暦義民太鼓白鳥踊り保存会、他


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